先日の梅雨明け間際の長雨と土砂降りで、ついに
PCに不具合が生じてしまった。
今の住まいは雨漏りがする。それもこのたびの雨では
4畳半の面積に対して動員した鍋類は5つ以上だから、
雨漏り箇所はこの部屋だけでも畳の畳数を超えおり、この日の晩は
果たしてどこに眠ろうか・・・という状況であった。
そんな家屋にPCを置いてあるものだから直接雨が当たらない
にせよ、その雨漏りによる屋内の尋常ならざる湿気が
最後のとどめだったのだろう、キーボードがいかれてしまった。
まずはアルファベットの「A」がきかない。
と、いうことは必然的に50音の「あ」行すべてが打てなくなる。
その他半角英数に変換できないなどあるがとにかく、
あ行を使わずして文章を構築するのは・・・はっきりいって
不可能であった。スペアのPCはあるのだがそれを取り出す
のも億劫になってしまい、というか取り出してどうこうする前に
家の中も外も大掃除せねばならず、そんなこんなでブログからも
遠ざかってしまった。
時期をほぼ同じくして、数年使い続けてきたインパクトドライバー
も使ってる最中にモーターが焼けてしまい煙まで出てしまって、
そのままご臨終となってしまった。メーカーに修理に出すか
買い替えるかになるのだが、さしあたり手に持つものを玄翁とキリと
釘に変えて対処している。
そして一昨日のことだが、うっかり携帯電話をポケットに入れた
まま海に入ってしまい、すぐに気付いて浜に放り投げたが時すでに
遅し。これもまたご臨終となり、当然のことながら今、携帯の無い暮らしを
している。こればかりはこのご時世、無いと周りが迷惑するので、ショップに
行くため本島に渡らなければならないところなのだが、なかなかひょいと
渡る状況になく、数日はこの状態が続くだろう・・・・・。
等々、あるのだが、良いのか悪いのか、なんとも思わなくなってしまった。
ただ家の修繕に関しては、いよいよなんとかせねばいけないなーと
考えを巡らせている。
制作その他、準備などをちょっとずつ、牛歩のごとく進めている。
これが近況である、としか言いようがない。
もうこれは言ったもの勝ちだろう、ということで
ここに述べることとする。
すでに述べたかもしれないが、私はゆくゆくは
本を出したいと思っている。
内容は久高島の昔の暮らしについてである。
で、その出来上がった本を、島のお年寄り方に
配って歩くのがささやかな夢であったがこのまま
いけば一冊の本に纏めるにはあと数年かかるだろう。
しかしながら90代の人々相手の数年後、というのは
なんとも不確定要素が強すぎる。
いろいろ考えを巡らせた末、私は小冊子を作ることを
思い立った。出来た絵を順次、6ページか8ページかの
冊子にして久高のお年寄り方に見てもらおうと考えたのだ。
みてもらえるし、なおかつダメだしもしてもらえる。
ダメだしされたところは描き直してゆく。
そんなやりとりを経て最終的に本ができればよい、と
考えをひっくり返したのである。
こういったことを私は、あえて構想段階で、不特定多数の方々が
目を通しているこの場において述べることにした。
この時点で私は退路を断ったということになる。
さて展示の撤収も無事終了し、夏に向けて
なにかと忙しくなっていきそうな気配が・・・・。
月日は光の矢のごとく過ぎ去り気が付けば
上半期が終わってしまった。時の経過というものが
加速度的に速くなっているように思える。
地球の自転の速度が上がっているのではなかろうか?
そんな中、以前パッケージのイラストを
担当させていただいた今井パンの商品が
なにやら受賞したとのこと、今井さんご夫妻
に心よりの祝福の意を表したいと思います。
こちらは琉球新報からの記事より↓
http://ryukyushimpo.jp/photo/entry-506376.html
店舗情報(ブログ)はこちら↓
http://imaipain.ti-da.net/
今井さん、おめでとうございます!
私はというと、活動面で改めて発表しなければ
ならないものごとがあるので、これは然るべき
段階でお知らせをしようと思う。
というか構想段階でもよいか・・・・・。
二階でつつましやかに展示中~5/31まで。
さて私は明日からまた製作に入るのだ。2、3日天気が
回復するようなのでここが作り込むタイミングである。
浮島ガーデンにて作品を展示中、というか、
なんと!写真を撮り忘れて帰路についてしまった・・・。
ブログにアップできない・・・。
展示内容は前回のものと描き下ろしを織り交ぜての
内容になっている。
何故にかくも毎度毎度、準備や設置がギリギリになって
しまうのか、自分のキャパを過信してるのか目標を高く
設定しすぎるのか、ペース配分を間違ったのか、
原因はその全部だろうが・・・とにかく絵に付属する
文章が間に合ってないので、
可及的速やかに準備しなければならない状況である。
これらは明後日中には用意することができるだろう。
描き途中のものもあるので、こちらは出来次第持って行こうと
思う。
はっきり申し上げてこのひと月あまり没頭し続けたため、
世間で何が起きているのか正直よくわからない。
ただただ、時は移ろう。
うりずん~若夏~そして梅雨に入った。
自分はひたすらにこういうことを続けながら
年老いてゆくのだろうか、とふいに思ったりした。
この分では、あっというまにそうなるのかもしれない。
決して悲観して述べているのではなく、なんというか、
自分の運命の数奇さはもうわかった、であればその数奇な
運命を存分に活かしきってゆこう、と開き直りにも似た
心境に至った次第なのである。
いったい何を目指しているのか、と問われたとしても、
私自身どこに行きつくかはよくわからない。
が、なにがしかには到達するだろう。
自分の立っているところがどういうところなのか
知りたい、ただそれだけなのである。
汝の立つところを深く掘れ、である。
もうだいぶと日にちが迫っているがお知らせ
をしなければならない。
来るべき5/14(日)より展示会を行います。
展示会といっても大々的にというものではなく、
特にフライヤーを作るでもなく(というか作る間が
ない)、かといって決して力を抜いているわけでもなく、
那覇市は浮島通りにあるオーガニックでベジタリアンな
浮島ガーデンにて作品を展示致します。
展示期間は5/14~5/31、時間は営業時間に準じます。
場所や営業時間は下記にてご確認をお願いします。
http://ukishima-garden.com/okinawa/
毎年開催される浮島ガーデン主催の「まーさん映画祭」を前後
しての展示ということで、テーマは食に関することに絞っている。
もうすこし詳しくのべれば、前回桜坂劇場で行った展示会を
島の昔の暮らしをテーマに行ったのだが、今回はその続きで、
食べることに関するものでかつ動物(豚やヤギ等)を殺めない分野
においての「食」について、描けたぶんだけ展示する、といった
内容なのである。
描けた分だけ展示、というのは、お年寄りがたに聞いて、作って、
実際に味見してもらって合格をもらったものに関してしか絵にしない
ので、そういう意味において描けた分だけ、ということになる。
作品点数はそういったもの合わせて10数点がやっとだ。
何故合格したものしか描かないかというと、こと食に関しては
解ったものしか描けないからである。じゃあ豚やヤギをつぶす絵を
描くためには実際にそれをやってから取り掛かるのかと問われれば
法律が許すのであれば迷わずにその過程を踏むだろう。実際には
食肉工場などで見学等を考えているが。それに猫や犬をつぶしたり
はできないし、ウミガメの卵を掘り起こして食べることはできない。
猫や犬うんぬんはさすがに絵にできないと考えている。
いずれにしろ食は文化であり食べることは命を喰らう、いや言葉が
乱暴だ、「いただく」ということである、と私は常々思っている。
そして、食べるに至るまでの、動物にしろ植物にしろ、生まれて、
あるいは芽生えて、成長し、それを食す、その全行程を体感をもって
知ること乃至知らしめることが「食育」である、と私は考えている。
つまるとこと「知る」ということはそういうことなのだと思う。
聞いて、はいわかったはわかった内に入らない。実際にやってみて
試行錯誤しながら到達して知りえたものが本当の知識であってそれは
智慧であって、それが本当の意味での「情報」というものである。
話が逸れてしまった。と、いうわけで制作期間の殆どを芋を茹でたり
練ったりしていたので、作品数は少ない。
食事がてら展示品を観て、話のタネにでもしてもらえたら幸いである。
と、いうことは(昨日の自身の書いた文章を自身で受けて)
私は3年4年前から、このことに取り組んでいる、
ということになる。なんとも月日の経つの早いことよ。
何故私がこのことを続けているのか正直、私にも
わからない。投げ出してよいのであれば投げ出すの
だがたぶんそれは無いだろう。
そうしたくなるほどに、一つの絵に至るまでに
あらゆる手順を踏まねばならない。朝日だ風景だ
をやっている方が作業としては格段に楽である。
じゃあそっちに専念すればいいじゃないかと
言われたら、私は首を横に振る。それは頑迷なりや?
自分が今、立っているところがどういうところか、
もっといえば、どういうところだったのか、私は知りたい
のである。極論すれば、そういうことになるのだと思う。
いつかこのことを、一冊の本に纏めたいと考えている。
その本を他府県の人が見てもおそらく解る人は少ないだろう。
しかしながらそんなことは、私にとってどうでもよいことなのだ。
予定されている展示会は期間が5月中旬~下旬にかけて
執り行われることになろうかと。
展示会、といってもどれくらいの規模になるか正直わからない。
なぜならばまだ1点も手を付けてないからである。
では焦っているかというとまったくそういったものはなく
締め切りギリギリセーフの仕事が常態化するといやはやそういった
感覚がマヒするのか、単に慣れというやつか、どちらにせよ
17時30分安座真発の最終便に17時29分59秒に船に乗りさえすれば
定刻通り17時55分に久高に着くのだ。15分前に乗船しとこうが
1秒前に駆け込もうが結果は同じだ。
だからといってあんまりギリギリで周囲をヤキモキさせるのは
よろしくないし、私自身も疲れてしまうので、5分、10分前には
乗船しておこう、そんな心がけでいる。
今回降って湧いたような話は、毎年、浮島ガーデン主催の
まーさん映画祭が5月の下旬に催されるのだが
今年はその時期にあわせて展示をしませんか、というお話をいただき、
それでは是非、自分が続けている昔の暮らしの聞き描きでやらせて
いただきたい、と即決した、というものごとなのである。
まったくもって私的な動機を述べれば、とにかく、描かざるおえない
状況に自分を持っていきたい、ということだ。そうでもしないと
ペースが上がらない自分がいる。
これらを世間に発表してどうのこうのという意識はあんまり無い。
ただその中でも観た人が何事かを感じ取ってもらえるならそれは
有意義なことであると思う。
そういうことで、食に関することで殺生の無いもの、の括りで
ものごとを進めている。
書き留めたメモの日付けのなかに、2015年2月、というものが
あった。さらに上記の分野のメモの多くは平成26年と記されており
つまり2014年のものである。
現在は2017年である。あとは多くは述べぬ。
軒下で制作をはじめるととたんに
来訪者が急増するのは何故だろう・・・
夕方、おばあたちが2名やってきて、
いつも休んでいるベンチのあるところ
は今日は風が当たって寒いから、こっちに
休みに(遊びに?)来た、という。そして
さらに、あとからもう1名加わり計3名となり
なにやらにわかに集会場の様相を呈した
夕飯前のひと時、であった。
そういったことでおばあたちはひとしきり
喋ったあと帰っていったのだが、製作した
縄やわらじを見せたり、突然ではあったが
有意義なひと時を送れたように思う。
と同時に、本格的に「方言力」を身に着け
ねばならない、と改めて痛感した次第、
でもあった。方言(言語)がわからないと
こういう場合、孤立してしまうんだな。
それに、相手方の、自分に話すときの
標準語に言い換える煩わしさもどかしさを
軽減、最終的には無くしたいと考えている。
現時点では、方言がすらすらわかるときと、
まったくわからないときとがあり、打率でいえば
まだまだ低い。
これは、超がつく困難な作業だが、人間、やって
やれないことはない、その昔、ドイツだか
どこだかの言語学者が宮古島方言をマスターして
現地の人たちを驚かしたという逸話もあるではないか。
と自分を鼓舞するのである。
たびたび会うおばあに、おまえは
島に住んで何年になる?なんで島の言葉がわからない
のか、いままでいったいなにやってのか~?と再三に
わたり言われ、よしやってやろうじゃないか、
とあるとき一念発起したのだ。
が、なんとも気の遠くなる作業であるなぁ・・・