サワラに一応の決着をみる
このメモ(画像上部から右下にかけて)には日付けが10/25とあるから、
今日までひと月が経過してしまった、ということになる。
赤ペンの2/9の日付けはここでは関係ない。
たまたま話が始まったときに、空いているページが無かったので
過去の記録の隙間にさっと書き留める。
さてここからが、「確認」という根気のいる作業が始まる・・・・。
お話しをして下さった方は、物識りな60代の方なので、
私の話を元に、先輩方(いわゆるおじい達)に聞いてごらん。
ということになる。
まずは持ち帰った話を想像して描いてみる。
ただ想像するのでなく、サワラというのはジャンプするんだなあ、
とか、できるだけリアルに。
で、あちこち聞いてみる。
サワラ漁に馴染みのあった人とそうでもなかった人、と
別れてくる。とにかく古い漁法であるのは一貫したところである。
赤ペンは聞きに行った先で修正したもの。
時には資料も活用
資料によると、銛の先端部は外れる構造になって
いるようである。先端部分は釣り縄がつけられ、縄は
柄の上のほうに括られている。
つまり・・・・・
サワラに銛が刺さった瞬間、銛の先端が柄から外れて、
先端には縄がついているので、あとはそれを手繰りよせて
船上に引き上げる、ということか??
というふうに読み取って、図にして再び(三度?)聞き取りの世界へ。
久しぶりに90過ぎのおじいのとこへ会いに行く。
普段なかなか会いにいけない、突然行って困りはしないか・・・
というのは杞憂であった。ホッ。
カクシャクとして元気な方だが、耳が遠く、
お互い大声を張り上げて身振り手振りのやり取りが
続く。
銛は、外れるものと外れないものと両方用いたとのことであった。
ほかに別の昔話を聞かせていただく(これは比較的すぐに
絵に起こせそうである)。
その後、もう一度、サワラの件で最も頻繁に訪れているおじいの
元へ。
すると、絵にあるような先が三本の銛は、大型船の時に
用いた。サバニで使用したのは、一本銛だという。
一本銛でかつ、先が外れるもの。
聞いてるそばから簡単な銛のカタチをかく。
いェ~!そうじゃない!
こう?
そうじゃない!
こうですか??
とー、とー、
先がヤジルシみたいになってる。
で縄がついてて、上のほうでくびられてて・・・
でやはり、縄を手繰ってサワラを船に上げた、ということだ。
エギの方言名も確認がとれた。
帰宅後、忘れぬうちに書き残しておく。
これでもって、まずは作図に入ることとする。
はあ~やっと作図に入れる・・・・。
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