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2015-11-24

サワラに一応の決着をみる

このメモ(画像上部から右下にかけて)には日付けが10/25とあるから、
今日までひと月が経過してしまった、ということになる。
赤ペンの2/9の日付けはここでは関係ない。
たまたま話が始まったときに、空いているページが無かったので
過去の記録の隙間にさっと書き留める。
さてここからが、「確認」という根気のいる作業が始まる・・・・。
お話しをして下さった方は、物識りな60代の方なので、
私の話を元に、先輩方(いわゆるおじい達)に聞いてごらん。
ということになる。

151124_2045~01

 

まずは持ち帰った話を想像して描いてみる。
ただ想像するのでなく、サワラというのはジャンプするんだなあ、
とか、できるだけリアルに。

151120_2005~01

で、あちこち聞いてみる。
サワラ漁に馴染みのあった人とそうでもなかった人、と
別れてくる。とにかく古い漁法であるのは一貫したところである。
赤ペンは聞きに行った先で修正したもの。

時には資料も活用

151120_2006~01

 

資料によると、銛の先端部は外れる構造になって
いるようである。先端部分は釣り縄がつけられ、縄は
柄の上のほうに括られている。
つまり・・・・・
サワラに銛が刺さった瞬間、銛の先端が柄から外れて、
先端には縄がついているので、あとはそれを手繰りよせて
船上に引き上げる、ということか??

151124_2047~01

 

 

 

 

 

 

というふうに読み取って、図にして再び(三度?)聞き取りの世界へ。

久しぶりに90過ぎのおじいのとこへ会いに行く。
普段なかなか会いにいけない、突然行って困りはしないか・・・
というのは杞憂であった。ホッ。

 

151124_1808~01

カクシャクとして元気な方だが、耳が遠く、
お互い大声を張り上げて身振り手振りのやり取りが
続く。
銛は、外れるものと外れないものと両方用いたとのことであった。
ほかに別の昔話を聞かせていただく(これは比較的すぐに
絵に起こせそうである)。

 

その後、もう一度、サワラの件で最も頻繁に訪れているおじいの
元へ。

 

151124_2047~02

すると、絵にあるような先が三本の銛は、大型船の時に
用いた。サバニで使用したのは、一本銛だという。
一本銛でかつ、先が外れるもの。
聞いてるそばから簡単な銛のカタチをかく。

いェ~!そうじゃない!

こう?

そうじゃない!

こうですか??

とー、とー、
先がヤジルシみたいになってる。
で縄がついてて、上のほうでくびられてて・・・

でやはり、縄を手繰ってサワラを船に上げた、ということだ。
エギの方言名も確認がとれた。

 

151124_2048~02

帰宅後、忘れぬうちに書き残しておく。

これでもって、まずは作図に入ることとする。

はあ~やっと作図に入れる・・・・。

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