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2015-08-14

未知なる世界に立って思うこと

私は現在、沖縄本島の離島である、久高島というところに住んでいる。
何故、ここに住めているのかいまだによくわからない。
よくわからないが、5年も6年も、私はこの島に居続けている。

自分でもよくわからないのだから、ここを文章化するのはひじょうに難しい。

とにかく私はこの島で、絵を描き続けている。
気が付けば6年目に突入している。

そのおかげか、最近私は描く世界がいままでと少し変わってきており、
自分でも未知の世界を進んでいる感覚である。
これまでも未知の世界を切り開いてきたことはあっが、
なんというか、この感覚は初めてである。別格である。
そうではあるが、私は恐れずにこの世界に飛び込んでいこうと思う。


進化ができなくなったら、筆を置くときだ、と思っている。向上心が
なくなったら終わりである。
未知の世界に到達できたのは、これまでの自己研鑽の結果でもあろう。
しかし結局のところ、私は描かされている。
この感覚をどのように説明すればよいか考えてしまうが、要するに、
自ら動いているのと、大いなるものに動かされているのとが
同時に起こっている、あるいはそれらは表裏一体であるとでも言おうか。

だから私は今、未知の世界に立っているとも言えるし、立たされている、
とも言える状況にある。いずれにせよ、どちらも正しい表現であるし、
そんなことはどちらでもよい。
私はこの未知なる世界を進んで行くことに対して、一片の迷いもないのである。

 

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