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2017-07-06

逃げるも大事

連日好天に恵まれ、築60余年のこの住居の内部は
とんでもないことになっている。ただひたすらに、暑い。
クーラーなどという現代文明の利器はここにはなく、
一台の扇風機が頑張ってくれているが、屋内の熱せられた
空気をただかき回すのみでほとんど気休めにもならない。

外はどうかといえば、軒下の制作スペースは強烈な日差しに
晒されており、日中この敷地内においては、逃げ場というものが無い。
よくもまあ7~8年前に、夏の間中キャンプ場でテント
暮らしをしながら浜辺に三脚を立ててキャンバスに向かった
ものだと、自分の事ながら感心してしまう。あのときは
ああする以外に方法は無かったからこそができたのだろう。
それにあの当時の夏はカタブイ(にわか雨・通り雨)が多く、
今よりも比較的凉を求めやすかったので、そういったことも
続けられたのかもしれない。・・・・といったことも日の落ちた
今がそう思うのであって、日中なぞははっきり言って
思考停止状態である。

とにかくあまりにもそんな環境なので、午後のひとときを
海の中で過ごしている。海に浸かって泳いで、体を冷やす。
そうでもやってかないと、はっきりいて、身がもたない。
今日は泳ぎながら、これからは作業開始時間をうんと早め、
終了時間も遅くして(19時頃まで明るいので)、昼の2時間ばかし
は海で過ごす、というスタイルにしてみよう、と考えた。
自分のリズムを押し通すのも美学かもしれないが、自然に合わせて
その流れのなかでリズムを作ってゆくのも大事かと。いずれにせよ
リズムは大事だからこそこのように思考しているのだが。

等々述べたが要するに、「暑さのピーク時は海に避難する。」
ただそれだけのことである。

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