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2016-04-03

動静

今日は朝日をスケッチするために北の岬へ向かった。
日中はパネルに画布を張る作業に終始する。

庭に育つ麦は、もう少ししたら収穫できるだろう。
先日蒔いた高黍は、おとといの雨で芽を出した。
片隅に蒔いた大豆も遠からず芽を出すだろう。
もちきびと粟(うるち種を探すのは難しい・・・)の種を、
本島の種苗店から取り寄せ中。
蒔き時期は遅れてしまったが遅きに失することは
ない、と思う。まずはやってみる。
庭は、もはや実験場と化している。

夕方は水やりと、アダンの繊維で縄をなう練習。
軒下には採ってきたアダンの根っこや鎌、
アダンを裂いたもの、失敗した縄などが広がる。

部屋の机には、石垣島でいただいてきた、「草鞋」が
置かれている。本棚の上には「バラす」用のクバ笠が
出番を待っている。

博物館の収蔵品を元に作った収穫道具の
レプリカを持って2、3聞き歩いたが、この
島では使われていなかったとのこと。
実際に戦前に、もちきびを栽培されていた
方々がそう言ってるのだから、間違いない。

聞くところによると、今年は(島は)鳩による麦の被害が
著しいようだが、僕の庭には鳩の姿がない。
もしかしたら猫がいるからかもしれない。
しかしそれも油断はできぬ。

アダンの根っこを採りに行きながら、ミリファイといって、
ヤマ(内地で言う森とか林)の中に岩があってその窪みに
よく水が溜まり、畑仕事をしながらそこで喉を潤した、
という場所があるのだが、ふと思い出して、
そこを探したりする。
現在は土捨て場になってるので、埋もれて無いかも
しれない。今度時間を作ってちゃんと探しに行こう。

ここ数日はこのように過ごしています。

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