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2016-03-21

島に戻る

石垣島、竹富島、波照間島を
巡ってきました。

自身の創作活動について、現地での様々な方の
ご協力をいただくことができ、充分すぎるほどの
成果を得ることができた、と思っています。

石垣島においては、かつて鰹節工場が並んだという
地区も、いまや全くと言ってよいほど跡形もなくコンビニや
某有名ボクシング選手の記念館等が立ち並ぶのみ
であるが(かろうじて往時をしのばせる屋敷の石垣が残る)、
ここらへん一帯がそうだったんだよーと案内されると
されないのとでは、創作の入り方が全然違うのを感じました。
それだけでも現地に行った意味は大いにあった、と言えます。
その他、石垣市立図書館でもどうにか資料を見つけ複写をし、
久高島に戻っておじいたちに話を聞くには、僕にとっては
充分ないろいろなものを得ることができた、と感じています。

出来上がるであろうそれは、往年の石垣島のいち風景となるのですが
これは一方で久高の絵でもあるのです。

そこに建つ大きな大きな鰹節工場は、久高出身の
方が営んでいたのであり、現地で操業していたカツオ船も、
久高から出航してきたものであり、乗組員もいわずもがな、
かつて行われた「八重山旅」と称するもののほんの一ページ
ではありますが、描くことになるのですから。

とにかく、どの島においても、今後も足を運ぶことになる
と感じていますが、まずは、久高島に取り組んでゆこうと
考えています。

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