2026-05-17
あの手この手
あの手この手
印刷・出版業ももれなくナフサ不足の
影響を被り、暗澹たる気分ですが
どうにかするしかありません。
どうにかするといっても私がインクや
製本用の接着剤を作れるわけでもなく、
タンカーを操縦してペルシャ湾に
向かうこともできません。
大手出版社ならまだしも、立ち上げて
やってゆこうとしている人間にとっては
なんという逆風だろう。
いや、これからやろうとしている、
というのはまだマシで、
これまでやってきたことをやめざるを
えない人々が相当数いることを思うと、
まだまだ、逆風とは言ってはいけない
のかもしれません。
沖縄に来てまだ間もないころ、
「なんくるないさ」に関する考察を
招待された先の沖縄のかたに開陳すると、
そのかたはウン、ウン、と頷き、
「そうなんだよ、山崎くん」と
いたく同意されたことが思い出されます。
つまり、なんくるないさというのは、
なんにもしないで、どうにかなるさ~
ということではなくて、四方八方
手を尽くせば、どうにかこうにか
道がひらける、という意味であることを、
このとき確認したのです。
20年まえの4月のはなし。

