書籍用原画販売の取り止めと
書籍用原画販売の取り止めと
寄付の受付中止について
あと1~2年はこの調子で生きていく
と思われていましたが、容態が急激に
わるくなり、今朝方、天国へと旅立って
ゆきました。腎不全の進行は、やはり、
進行していたのです。
ですので、告知した矢先のことですが、
今後も続く猫の治療費の工面のために
始めたことですので、もはや目的を
失ってしまったため、このような運びと
させていただきました。
ごく短期間のうちに、原画の購入や
寄付などいくつかいただけていたので、
個別に連絡を取らせていただき、ことの
顛末を説明し、それでも大丈夫という
ことでしたので、そのまま、お受けし、
感謝とお礼を申し上げた次第です。
出産から看取りまで、共に過ごした
猫は彼が初めてでした。猫の最期は
さまざま、最期はどのように
迎えるのだろう、と時折考えていましたが、
この猫は、私の寝ている布団の中で
産まれ、私の添い寝する布団の中で、
天国へと旅立っていきました。
死後硬直がなく、夕方まで安置したのちの
埋葬の際も、股関節や膝が若干
動かしずらい程度で、体がぐにゃぐにゃ
ほんとうに柔らかく、寝落ちしてる
だけのようでした。
聞くと、満足して思い残しもない、愛を
受け取り、愛を与えて、ほんとうに
幸せでなんの後悔もない、ありがとうと
安心して旅立った猫は、こうなる
ということだそうです。科学的には異論は
あるとは思いますが、もしそうだと
するならば、最後に身をもって、
そのことを私に伝えてくれたのだと
思います。
ときに、常軌を逸したとも暴挙
ともとられかねない私の振る舞いは
ひとえに、彼の生きる意思に答える
べく、できるかぎりのことをしよう、
ということの現れで、原画の
大量放出もその一環でした。
振り返ればもうすこし、いろいろ
うまいことできたのかもしれません。
しかし、置かれた状況の中で、できる
ことはすべてやりました。
体調不良のまま姿を消し、2日後、
ヨレヨレになりながらも、家に
帰ってきたのだ。終わりの見えぬ
毎日はここから始まった。
4ヶ月後、突如幕をおろす。
亡くなる数時間まえも喉を鳴らす。
猫というより、人間のような
瞳をした猫であった。
気づいたときには腎不全の、
限りなく4に近いステージ3(3と4の境界)。
そのわりには、優雅に過ごして
いたと思う。2016.3.29生まれ。
10歳には届かなかった。
気にかけていただいたすべての
皆様に、感謝と御礼をお伝えしたい
ところもあり、長文となりました。
たくさんありますが、一旦、締めさせ
いただこうと思います。
皆様どうも、ありがとうございました。

