2025-12-17
いつか宝船や七福神を描いてみたいな
いつか宝船や七福神を描いてみたいな
というのはあったのですが
「空海の風景」の後書きだったか、
司馬遼太郎氏が「坂の上の雲」を確か
同時並行的に執筆していたのですが、
その中で日露戦争というものを扱い、
書くにあたり、事実と事実を付き合わせて
ゆかねばならぬことの大変さから、はるか
昔の空海の存在した世界に没入することは
ある種のやすらぎを感じていた、といった
風な(あくまで私の言葉に置き換えていますが)
記述があり、その箇所に深い印象を
持っていました。
自分が取り組んでいることも、事実と
付き合わせてゆかねば進められないので、
こうした世界観に一時、針を振り切った
のは、坂の上の雲を執筆しつつ弘法大師
空海の余韻に身を投じるのと似たような
精神の動きがあったのではないか、
と思うのです。
むろん、「空海の風景」においても
緻密な調査と考察にあり溢れている
わけですが。
七福神と宝船も、やはり、調査と
考察なしにはできません。司馬遼太郎氏の
それには遠く及びませんが。
ひととおりやって、あとは自由な
発想に身を委ねるのです。
久しぶりに自由に描いたなぁ、との
感慨が湧いたのを記憶しています。
ともあれ、
事実を付き合わせてゆくことの
大変さはありますが、発見や学びも、
やりがいもあり、これはこれで、
自分に合ったアプローチの仕方で
あることは、間違いないと思います。
これから本になるものは、そういった
ものの集積であるとも言えます。

