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2023-11-09

何故、出版社を立ち上げるという判断に至ったか、ということを述べています

何故、出版社を立ち上げるという判断に至ったか、ということを述べています

これまでの活動(聞き取り調査等)をどのようなスタイルで形にするのかを模索した結果、本にまとめることが活動内容の性質上、最善であるとの考えに至りました。まずはそこが出発点になります。

 本を出版するにはおおよそ二通りの方法、既存の出版社へ持ち込みをしそこから出版をするか、あるいはいわゆる自費出版とするか、がありますが、しかしながらどちらも不確定要素が大きく、このたびのように自身で出版社の看板を掲げて独自にやってゆくのもそれはそれで不確定要素は大いに存在するのですが、そんななかでもより確実に利潤を得ることを考えた場合、自身の出版社を立ち上げてそこから自分の書いた本をし、流通させてゆくことが最もその目的に適っていると判断いたしました。
 
 現今の書籍出版・流通システムの詳細は割愛させていただきますが、端的に申し上げますと、例えば既存の出版社から本を出版したとして、その印税収入だけではとうていやっていけませんし、そもそも企画として持ち込んだものが絶対確実に
書籍化されるとはかぎりません。方や自費出版においては記念誌(自分史など)を作る際の方法である性格が強く、今後の展望を考えるとこれもまた有効な手段とはいえません。
といいますのは、このたび出版しようとしている書籍はシリーズ化を前提としているからです。その構想があるなかで、それらを実現してゆくための最善の方法とはなにか、を突き詰めていった結果、とも言えます。

 補足的に申しますと、何かの事業に絡めたり、あるいは助成金を得てはどうかという助言も多々ありましたが、どうしてもそういったものはベルトコンベアー式になってしまい、もちろんそれは強制的ではあるにせよ物事の推進力となりえるのですが、自身の活動との親和性が著しく低いため選択肢に入ることはありませんでした。

次回に続く