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2022-10-29

あれよあれよというまに

あれよあれよというまに
明日は最終日

今回の展示会に向けて1点、
描き下ろしたのです。
月と太陽が完全に重なっている図を
いつか描こうと頭の中の引き出しに
しまっていたものを、取り出しました。
心境や状況としては急遽、ですが、
おおいなる視点からすれば、まさに
いまのタイミングであったのかも
しれません。

日食や月食は男と女がケッコンする
こと、フウフになることだと、
おばーたちに教えられたことが
あるのですが、それを正面から聞く
一方で、聞きながらも頭の片隅で
まったく関係のないところに
疑問を抱いたのでした。
それは、目の前の話者も含め、先人は
天体予測も望遠鏡も、日食メガネもない時代に
いかにして、頭上におこる天体現象が、
日食(あるいは月食)であると理解したの
だろうか?ということです。

考えたのですがそこは、空の異変と対峙して、
いままさに重なっている、と感じとったのでしょう。
それ以外にわかりようがありません。

生命(いのち)の交歓、と名付けました。
縦925mm×横640mm。
100万円します。
そう簡単には、手が出せないでしょう。
せめて観ていってください。

@gly.cines